バッハ ブランデンブルグ協奏曲

ブランデンブルグ協奏曲は、1720年ごろバッハがケーテンの宮廷楽長をしていた時期に、バッハのチェンバロ初演に感動したクリスティアン・ルードヴィヒ(初代プロイセン王フリードリヒ一世の弟)が自身の宮廷楽団のために作曲を依頼して生まれました。

ヴァイオリン・フルートの独奏に対して、冒頭などの総奏(弦楽器群)が同一の素材に基づいたリトルネロ(リフレイン・回帰)という形式による「合奏協奏曲」というもので、この時代の特徴的な形となっています。

また、当時バッハ自身が演奏を受け持ったのでしょうか、チェンバロの華やかな独奏からこの楽曲を「チェンバロ協奏曲」に近い存在としています。

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