ゴーベール フルートソナタ 第3番

フルーティストにとって一度はお目にかかる名前がゴーベール(1879〜1941)ではないでしょうか。

彼は近代の楽器のための奏法やフルート音楽を開花させた一人といえます。

フルーティストとして成功し、後に指揮者・作曲家としても活躍しました。

彼のフルート演奏や指揮した作品の録音は今でもわずかながら残っていますが、フルートの演奏では非常に多彩な音色を持ち、柔らかな響きやなめらかな節回しを大切にしていたようです。

この曲は1934年に作曲され、当時のオペラ座の主席フルーティストに贈呈されました。

彼の3曲あるソナタの中でも色彩感豊かで軽快な、愛らしい曲となっています。

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