ボワモルティエ フルート・チェロ・通奏低音のためのソナタ

彼はほぼバッハト同世代の後期バロック時代のパリで活躍した作曲家でConcerto(協奏曲)という表現をフランス人として初めて使った人でした。

また「バロック」三重奏の演奏形態」を確立し、フルートを中心にした種々の楽器による組合わせを試みて斬新で多彩な室内楽作品を多く残しました。

当時アマチュアなどのフルーティストたちが気軽にアンサンブルを楽しめるような曲集を作り、宮廷などに仕えずに自作の楽譜を多数出版することで富を得た作曲家です。

この曲は当時よくあったスタイルとして、どんな楽器でも演奏できるように「フルート、オーボエ、またはヴァイオリンで」などの表示もなされています。

ひとりの演奏者が何種類もの楽器を演奏するのが常だった時代でしたので、同じ曲を違う楽器で、という楽しみ方もあったのかも知れません。

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