マルティヌー フルート・チェロとピアノのための三重奏曲

ボフスラフ・マルティヌー(1890〜1959)はチェコの作曲家ですが、始めはヴァイオリンでプラハ音楽院に入りチェコ・フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリン奏者として活動していました。

その後本格的に作曲を勉強しています。

この曲は、第2次世界大戦中ナチスから逃れてアメリカへ渡っている1944年に作曲されました。

ジャズ好きだった彼の作風は、チェコの民族的な要素とジャズの影響によるリズムのエネルギーが感じられるものが多く残されています。

また、古典的である厳格な形式や客観的や創作態度を重んじた新古典主義の音楽らしく、ハーモニーや旋律の斬新さはあるもののはっきりとした構成を持ち、また独特のリズムが特徴的な作品になっています。

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