シャポシュニコフ ソナタ

シャポシュニコフ(1887〜1967)はペテルスブルグに生まれたロシアの作曲家で、オペラ、バレエ、オーケストラ、室内楽の作品を残しました。

このソナタは彼が37歳の時に書かれ、民族的な色彩感と近代フランス風の優雅な趣味をもった新古典主義の作品となっています。

第一楽章は美しいアンダンテの序奏に続き古典的形式にとらわれないファンタジーのようなソナタが展開されます。

第二章は古典的なメヌエットで3部から成り、変奏をしながら発展してゆきます。

第三楽章はロンド風な3部形式で、流麗なテーマがポリフォニックに展開され、中間部にはメランコリックなメロディが挟まれます。

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